macからe-Govで健康保険・厚生年金保険事業所関係変更(訂正)届を出した備忘録 ICカードリーダー(PaSoRi)を使ったよ

e-Gov

e-Govというものがある。

e-Govは、日本政府が運営しているオンライン行政手続きポータルだ。
役所に行かなくても、法人登記や税申告、社会保険関係の届け出などをネット経由で提出できる。電子署名やマイナンバーカードを使えば、本人確認もオンラインで済む。申請の進捗確認や、各種申請書類のダウンロードもできるので、紙の書類や窓口待ち時間から解放されるのがメリットだ。

e-Govは電子申告三銃士の中で最も使いにくい

便利な世の中になった。

    • e-Tax
    • eLTAX
    • e-Gov

この「電子申告三銃士」とも呼べる三つのツールによって家に居ても書類なしで簡単に全ての登録や変更が可能になったというわけだ。これもデジタル庁のすすめる行政のデジタル化、ペーパーレス化の一環だろう。

参考:eLTAX(WEB版)Macで住民税の特別徴収と納付を行う方法。即日納付可能。最短10分。https://bluu.co.jp/marketing/eltax-web-mac-residence-tax/

あと、「登記・供託オンライン申請システム登記ねっと 供託ねっと」というのもあるが、macは使えない。今どき”ねっと”って。

e-Tax、eLTAXに比べてe-Govはわかりづらい。

e-Taxはわかりやすいし最高。
eLTAXは説明が少ないが慣れればまぁアリ。
e-Govは使いにくいし気が利かない。

頑張って便利な世の中にしてくれようとしているのはわかるし、ありがたい。

でもあらゆるWEBサービスのフォーム入力の中でも特に不親切に感じる。

  • ・全角半角の指定が予めされてない。(のに半角エラー出がち)
  • ・申請前に特に必要物の表示が出ない(ICカードリーダーが要る/要らないは最後の申請時にならないとわからない)
  • ・全項目入力が終わった後にちゃぶ台返しされて、「◯◯がないと申請できないけど?」みたいなことが普通に起きる。
  • ・入力エラー時、どこの項目が何の原因でエラーになっているのか教えてくれない

突貫で作ったシステムで大量の行政処理を登録してるから仕方ないかもしれないけど、これじゃ使用したくても使わない人多くなるよ。

という感じです。

e-Govで健康保険・厚生年金保険事業所関係変更(訂正)届を出した

それはさておき、macにも対応してくれているのはありがたいんです。

今回は上記書類をe-Govで申請してみた。
e-Govの登録自体は比較的簡単にできる。
WEBで登録して、e-Govのmac 専用アプリをDLしてログインするだけ。
https://shinsei.e-gov.go.jp/contents/preparation/beginner/install.html

専用アプリじゃなくてWEBアプリにしてくれよ!と思ったけど、まぁ良しとする。

健康保険・厚生年金保険事業所関係変更(訂正)届の提出には必要なものがある。フォーム入力後にこれに気づくと絶望しかないので、先に調べておこう。

まず、認証が必要なので、下記3つが必要。

  1. マイナンバーカード
  2. ICカードリーダー(私はSonyのPasori:amazonで6000円くらい)
  3. 公的個人認証サービスの利用者クライアントソフト
    https://www.jpki.go.jp/download/mac.html

マイナンバーカード持ってない、という人は正直持つことをおすすめする。
特に法人経営者は持っておいたほうが色々楽だと思う。(e-Taxや住民票取得等便利なので)

公的個人認証サービスの利用者クライアントソフトはmacにも対応していて、一応頻繁に動作検証もしてくれている。ChromeのみならずSafariでも検証しているようだ。

ICカードリーダーはAmazonの法人アカウントにて法人カードで購入。すぐに届きました。おそらくいろんな機種があるけど、日本の行政システムと相性良さそうなSONYのパソリにしました。

法人カード持っていないよ、という方は弊社の年会費無料法人カードのおすすめランキング記事をチェックしてみてください。無料でも還元率が良いカードやビジネス特典がかなり良いカードがあります。

さらに準備物として、添付書類が必要な場合がある。(法人住所変更した場合は登記簿など)

あとは以下の流れで登録していくよ。

  1. まず、e-Govアプリで個人認証をする
    https://www.e-gov.go.jp/help/guide/parsonal_auth.html
  2. 次に、健康保険・厚生年金保険事業所関係変更(訂正)届を探す
  3. 健康保険・厚生年金保険事業所関係変更(訂正)届を入力する
    (事業所整理記号の、最初の四角には都道府県ナンバーという数字が入る。検索したら出てくる。東京は21)
  4. エラーがあれば頑張って探して修正する。
  5. 最後に添付書類を添える。
  6. マイナンバーカードで認証を行う。
  7. 送信

作業時間は30分くらいだったが、その後返戻と言う名の差し戻しを度々受けることになる。

送信後のステータス、返戻の確認方法と対応方法

修正や申請は①到達②審査中③手続終了という3つのステータスを経ることになる。

到達してから30分で審査をして、その後30分で手続終了となる。
手続終了と言っても届いたお知らせをよく読み「返戻」という文字がないかチェックする必要あり。

返戻は要するに「申請やり直し」ということだ。
多分、修正はできないので申請やり直しだ。

修正項目の内容はzipファイルに入っているhenrei.xmlファイルだ。
なぜzip内のxmlというアホらしい形式で送ってくるのかは不明だが、とりあえずそこにある。なんとかして開こう。

本内容はプログラムによる自動チェックの結果となります。
「申請書様式の標題の選択方法に誤りがあります。」
とあった。これは1時間かけて審査して戻すんじゃなくて、最初のフォーム入力確認時のエラーで教えてくれよ。と思った。
とりあえず、チェックボックスの選択に漏れが合ったようだ。修正はできないので一から申請し直して提出した。(送信前に内容を保存しておくと続きから申請できるのでそうすると良い。)

多分、返戻を数回繰り返すことになるだろう。

全部で数時間は見ておいたほうがいい。

 

つまづいた点①ICカード読込に失敗しました。

先にe-Govアプリで個人認証登録をすることが必要だと知らなかったので、フォーム入力をしてマイナンバーカードをICカードリーダーにかざしてエラーが発生。
「ICカード読込に失敗しました。カードが差し込まれているか等、ご確認ください。」というエラーメッセージが出てきた。

私はこう思った。「このメッセージ的に、ICカードリーダー自体が上手く動いていないかな?」「macとの相性が悪いかな?」と。

でも、e-Govアプリで個人認証登録をしていないだけだった。
エラーメッセージで「e-Govアプリで個人認証登録がありません。先に個人認証を行ってください。」と書いてくれたらもう少し助かったかな。

これは私が事前に調べていなかったのが悪いね。

つまづいた点②ICカードリーダーのPasoriをmacが認識してくれなかった

Pasoriはmacの場合、特にソフトをインストールしなくても使える便利なリーダー。USBポートに繋ぐだけなんだけど私のmacがうまく認識してくれなかった。

macのUSBポートの位置を替えていくつかのポートで試していると反応して認識してくれた。

さらにPasoriが便利だなと思ったのは、パソリ メンテナンス Web版というWEBでの自己診断プログラムやファームアップデートサービスがきちんと存在していること。
当然macも対応してくれてる!
https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/support/

終わりに

e-Govが使いにくいとか文句じみたことを言ったけど、今まではこういうものも無かったわけなので、存在してるだけで感謝です。

ゆくゆくはもっと使いやすくなってくれると良いな。

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