bluu 12期目のご挨拶（2024年12月）

合同会社bluuは、2024年11月をもちまして設立から11期を終え、12月に12期目を迎えることとなりました。ここまで歩みを進めてこられたのは、ひとえに皆様からのご支援と信頼のおかげです。心より感謝申し上げます。

この1年は、WEBマーケティングの世界において、さらに環境の変化が加速した年でした。GoogleのサードパーティCookie廃止の影響が本格化し、コンバージョンAPI（CAPI）やファーストパーティデータの活用が重要性を増す中で、広告主のデータ戦略にも大きな転換が求められました。

弊社では、Google広告・Meta広告をはじめとした主要プラットフォームにおけるデータ連携の最適化とAIによる入札・クリエイティブ最適化をさらに深化させ、限られたデータの中でも効果的な運用を追求する体制を強化しています。

また、YouTube広告では、2024年に注目を集めた生成AIを用いた動画素材の自動生成ツールや、短尺・縦型広告フォーマット（YouTube Shorts）の台頭を受け、よりダイナミックな広告運用への移行が進みました。弊社でも、これらの新フォーマットを活用しながら、媒体特性に合わせた設計と分析を日々行っています。

一方で、AIの進化が社会的関心を集めた年でもありました。OpenAIのSoraやAnthropicのClaude、Gemini 1.5といった大型モデルが次々に登場し、生成AIの可能性が広がる一方、EU AI法をはじめとした世界的な規制動向も加速しています。bluuでは、AIを活用する場面を広告領域に限定し、透明性と説明責任を持った活用方針を堅持しています。

運営メディア「VOIX」については、引き続き金融・ビジネス分野に軸足を置きつつも、キャリア・教育・ライフスタイルといった分野にも緩やかに拡張を図り、より多様な視点で情報を届ける体制を構築しています。2024年には、特集記事として「子育てとお金」「AI時代の働き方」などを掲載し、新たな読者層との接点も広がりました。

bluuは、メディアと広告、それぞれにおいて「人の視点と技術の力をどう共存させるか」を常に問い続けながら、企業・読者・広告主にとって信頼できる存在であり続けることを目指しています。

12期目となる2025年も、時代の変化に柔軟に向き合いながら、確かな価値を創出してまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

合同会社bluu 代表　神武 弘徳