Apple、iOS14でのプライバシー強化は延期。ただし2021年には実装されるだろう

iOS14 プライバシー IDFA

2020.9.9

Appleは秋発表予定のiOS14でプライバシー機能の強化を予定している。開発者はデータを収集する際に、モバイルアプリ、iPhoneやiPad上のウェブサイト全体で追跡許可をユーザーに尋ねることを必要とさせるようだ。

だが、Appleは開発者の更新にて実装を遅らせることを発表した。

iOS14でプライバシー機能は強化される

Appleは当初、秋に公開される予定のiOS 14でその要件の適用を開始するつもりだったが、開発者が変更に対応するためにより多くの時間が必要となっている現状を見て導入を延期した。。この機能について最も懸念している企業の1つはFacebookであり、Appleがユーザーに警告する固有の識別子の使用を停止すると述べたが、同じことを行う余裕のないネットワーク上のサードパーティの広告主に懸念を表明した。

Appleは「私たちは、ユーザーがアプリに追跡を許可するかどうかをユーザーが選択できるように努めています。開発者に必要な変更を加える時間を与えるために、アプリは来年初めからユーザーを追跡する許可を取得する必要があります。」述べている。Appleは、開発者がiOS 14の起動時にルールに準拠することを選択できれば開始できると述べているが、2021年には導入を予定しているようで延期されるのはそれほど先のことではない。

Appleは必ずしもデジタルおよびモバイル広告業界と戦うつもりはないだろうが、彼らはユーザーのプライバシーを重視しているのでいずれ強化されることは必然なのだ。

IDFAが使用されなくなることで広告業界に与える影響は高い

しかしプライバシー機能は、iPhoneメーカーが近年最も積極的に力を入れる開発者ポリシーの変更の1つである。今年の6月のWWDCで最初に公開されたこの新機能は、アプリがいわゆる広告主のID(IDFA)コードを要求したときにユーザーに許可/非許可の選択肢を表示するようになっている。先週のブルームバーグから のソーシャルネットワークによるIDFAコードの収集を停止する決定に関するレポートによると、多くのユーザーは辞退すると予想され、Facebookはこの機能が広告ネットワークに「重大な影響を与える」可能性があると述べている。

コードは、広告主がモバイルアプリ、ウェブサイト、メールクライアントなどの広告の効果を追跡するのに役立つ一意の識別子となっている。これは、Facebook内のアプリインストール広告からiOSゲームをダウンロードしたときや、Instagram内でオンラインWebストアにリダイレクトする製品をクリックしたときなどに、広告主が伝統的に知っている方法だ。広告主がインターネット上であなたを追跡するために使用する他の複雑な方法とツールがあるが、IDFAは一般的に業界標準のアプローチであり、さまざまな広告タイプ、デバイス、およびプラットフォームで役立つだろう。

オプトインメッセージの背後に配置するというAppleの決定は、広告業界とそれがモバイルトラッキングをどのように利用するかに大きな影響を与える可能性が高い。

Appleの新しいプライバシーガイドラインも発表された

オプトイン機能に関連するもう1つの新しいプライバシーポリシーについて考える。

Appleによると、開発者は今年後半にポリシーに準拠するために、新しいプライバシー基準を読み進める必要があると述べている。これは、App Storeの製品リストに添付されるプライバシー情報の新しいリストであり、健康やフィットネスのデータから位置情報、ウェブの閲覧履歴に至るまで、一連のドメイン全体で特定のアプリが情報を収集して保存する方法を詳細に説明している。

「各アプリの製品ページで、ユーザーはアプリが収集する可能性のあるデータタイプの一部と、そのデータがそれらにリンクされているか、それらを追跡するために使用されているかを知ることができます。アプリに統合するコードを持つサードパーティパートナーの慣行など、アプリのプライバシー慣行に関する情報をApp Store Connectで今秋から提供する必要があります。」と述べている。

新しいAppleのプライバシーガイドライン

このページでは、開発者が収集方法を開示する必要のあるデータの種類と、開発者がそのデータの使用方法を伝達する方法に関するガイドラインについて詳しく説明している。また、開発者は、「各データタイプが、ユーザーまたはサードパーティパートナーによってユーザーのアカウント、デバイス、またはIDにリンクされているかどうか」を確認するよう求められる。追跡およびプライバシーポリシーの開示に関する指示もあるので開発者はよく認識する必要がありそうだ。

 

このようにAppleは広告ターゲティングによるプライバシーの侵害に対し業界でもいち早く厳しい規制をかけている。これはGoogleやFacebookなどと違い広告収益によるビジネスをもっていないAppleならではの方針だと思う。また、Appleは社風としてより理想主義なところもあるので利益よりも人々に提供するサービスの質を上げることを当然やっていくのだろう。

以上。

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