Googleは2020年12月コアアップデート、5月より大きい影響か

Google コアアップデート

2020年12月コアアップデート

12月3日、Googleは2020年12月のコアアップデートの展開を開始しました 。初期動向をみると12月4日に大きな変化が感じられたことを示しているようです。

Googleが言ったように、完全に更新が行われて落ち着くまでは最大2週間かかる場合があります。アナリストの報告や実際のデータを見ると、このアップデートは非常に大規模なアップデートであり、7か月前の2020年5月のコアアップデートよりもさらに大きい影響がある可能性があるようです。

検索順位が多少変動した方は落ち着いて変動を見守りましょう。おそらく1週間くらいで落ち着くはずです。

早くもYou Tubeやツイッターでは国外のSEOアナリストが今回のコアアップデートについて解説していますが、ほとんどの方が同様の意見を持っているようです。また、今回のアップデートは特定の業種に偏らずほぼすべての業種で更新があったようです。

Googleのコアアップデートはグローバルアップデートであり、 Webサイトの地域、言語、カテゴリを問うものではないのが特徴です。Googleが数か月ごとにリリースする「幅広いコアアップデート」です。Googleにとっては大きな変化を与えたいというよりは「整理整頓」の意味合いが強く、この数ヶ月のユーザー動向を見てユーザーにとって本当に使いやすいものだったかを観察し反映させるのが目的です。

一般的にGoogleは3ヶ月程度で更新を行いますが、今年はコロナウイルスなどの影響からか7ヶ月程度の間隔が空きました。専門家の間では、来年に持ち越すのではと言われていましたが、この年末のタイミングで行ってきましたね。

冒頭に申し上げたように2020年5月にも大きくて広範囲なアップデートを行いました。その前は2019年9月のコアアップデートでしたが、そのアップデートはやや弱いアップデートだったという認識です。それらに比べて今回の更新は大きいと言えます。
皆さんも12月4,5日のSearch Consoleの数値が大きく変化しているはずです。

今回のアップデートについて私の見解では下記のように感じています。(あくまで私見です。)

・アップデートは深く広い変化があった
・5月のアップデートで過剰評価されたサイトは落ちた
・逆に5月に落ちたサイトが戻った傾向もある
・強いドメインサイト、はあまり落ちず
・サイトの専門性が評価されている

また、この1年で流行ったサブドメインを使ったコンテンツマーケティングにも修正が加わったのではと推測されています。おそらく同一ドメイン内の内部リンクに対する点数付けが変わったのではないでしょうか。

米国のSEOコンサル会社のコアアップデートに関する分析

SEOの情報分析、特にコアアップデートについてはアメリカのSEOコンサル会社の報告が最強です。早速見てましょう。

RankRangerの報告

・上位20位までの平均順位変動率は5月の倍
・全業種的に変動が起きている

SEMRushの報告

・デスクトップ検索は、健康、不動産、旅行、金融、法律と政府の変動が大きかった。
・モバイル検索は、健康、法律と政府、仕事と教育、ペットと動物、不動産の変動が大きかった。

どんなジャンルで変化があったか

また、これらとは別に音楽、健康、金融、ニュース、eコマースなどのEATとコンテンツに関連する一般的な分野では、ランキングに明確な変化が見られることも報告されています。特に医療・健康系のウェブサイトでは大きく順位を落とすサイトも多く見られています。

EATとは?

Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)

要するに:深く裏付けのある情報を発信して、ライター情報や情報引用元を記述しましょうというページの品質を決めるための最重要事項のひとつです。

 

取り急ぎ、現状での考察は以上です。
冒頭で述べたようにまだ順位が落ち着くまで数日はかかるでしょう。
順位が落ちてしまい焦っている方や上がって喜んでいる方も冷静に過ごしましょう。

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